おぼえがき【杯動画】

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おぼえがき【杯動画】

はじめに

来たる12月18日に、動画「~GUNDAM RISING~ From GUNDAM THE ORIGIN【MMDガンダム】」を公開しました。思ったよりも沢山の方に視聴していただいたようで、ありがたい限りです。

MMD動画・モデルを本格的に制作し始めてから2年ほど経ちますが、これまで作った動画はとりあえずモデルを引っ張り出して作った、作品にも満たない物でした。今回の動画は初めて、原作があるものの再現(できているかは怪しい)動画となり、動画時間も少し長いものとなりました。個人的にはまだまだ様々な改善点があると思っていますが、割と好評で安心しました。

実は今回の動画、当初は作るつもりがありませんでした。元々杯にはZガンダムの世界観をベースとした短編を作ろうと考えており、実際途中まで動画を制作していました。これはアニメシェーダーの試験を兼ねたものにしようと思って制作を開始しましたが、様々な困難にぶち当たり、あえなく制作を断念。そこで、ちょうどオリジン版ガンダムのモデルを作ったところだったので、配布動画ついでに再現をしてみようと考えたわけです。時間もあまりなかったので中途半端なものになってしまいましたが…

完全な自分向けの覚え書き程度にはなりますが、作品の制作過程・アニメ調仕上げ等についてまとめておこうと思います。ぶっちゃけ初心者なのでよくわかってないことも多いです。

どのような仕上げにするか?

原作漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は一部アニメ化されており、原作の過去編にあたる場面までアニメ化されました。この作品ではモビルスーツ(MS)や艦艇は全てCGで製作されており、特にシャアザクの動きについては作品が進むにつれよく洗練され、カッコ良いものになっていったと思います。

アニメ版「THE ORIGIN」はセルルックを採用してはいるものの、過去の一部CG採用作品(機動戦士ガンダムUCなど)とはかなり毛色が違うモノとなっています。単にディテールが多いだけではなく、よく目を凝らすとわかりますが、いわゆるアニメ影(明るめの影)に加え、暗い影がさらにかかっているように見えます。

さて、MMD(MME)でも沢山のアニメ調シェーダーが公開されており、どれも様々な特徴があります。1番有名なのはやはり「かっつりトゥーンシェーダー」でしょうか。悪くはないのですが、これは明るめの影しか出ず、アニメ版のどっしりとした質感が足りないように見えてしまいます。

今回使用したシェーダーは「HAtoon2」です。ただ既存の設定例そのままではなく、かなり手を加えたモノになります。やや変なところに影が出がちですが、概ね2影を再現できていると思います。設定次第で様々な質感にできるので、ここは今後の改善点にしようと思っています。

MMDの初期設定だと上手く影が出ない時があるので、「ExcellentShadow」で若干補正をかけています。ただ処理が重くなるため、やむなく使用していない箇所もあります。「SvSSAO」を組み合わせてもいい感じになるかもと思っています。

これは動画製作後に試したエフェクトですが、「Croquis」もMMDの既存エッジ出力よりも高性能で、出て欲しいところにエッジが出てくれると感じました。

戦闘描写について

今回は地上戦メインで、ザクとガンダムの交戦シーンを再現しました。正直ザクマシンガンの発射シーンは重さがなく、動きが単調だったので、もっと動きをつけるべきかと思っています。(その前にオリジンザクを作らないといけませんが…)同様に、ビームライフルの描写もまだまだ表現不足かなと思っています。

前述のZガンダムの短編の製作を断念した要因は様々ですが、やはり宇宙戦の描写が難しいと感じたことが大きいと思います。モデルを動かしていると頭がこんがらがるんですね…
最後のシャアザクとの戦闘ではまだ改善できたので、今後も改善が必要かなとも思っていますが…

コロニー内の再現に苦労しました。本当はサイド7ごとつくってしまえばよかったのですが、流石にそこまでの時間はなく、遠景用のモデルを製作するにとどまりました。よって、原作に存在するガンダム搬入シーン等が再現できていません。個人的に1番やりたかったところでもあったので、これから製作等を追ってやっていこうと思っています。

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